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リースバックのデメリット8つや評判・口コミを徹底解説!

この記事で解決するあなたの悩み
  • リースバックの実際の評判やメリット・デメリットが知りたい
  • リースバックを利用するべきか、契約内容や注意点について理解したい
  • リースバックを利用する際のリスクやトラブルを回避する方法を知りたい

リースバックは、自宅を売却して資金調達しながら住み続ける手段として注目されていますが、契約後のトラブルや家賃設定、売却価格について不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで、不動産のプロがリースバックのメリット・デメリットを徹底的に解説し、あなたのお悩みを解決します。

この記事でわかること
  • リースバックの基本的な仕組みと利用方法
  • リースバックの悪い評判や良い口コミ
  • リースバックを利用する際の注意点やトラブル事例

リースバックを利用するべきかどうかを判断するために必要な情報が得られます。

特に、リースバックの利用を検討しているあなたは、ぜひ最後までご覧ください。

目次

リースバックの悪い評判・口コミからわかるデメリット8つ

リースバックの悪い評判や口コミを見てみると、利用者が実際に経験したデメリットがあります。

以下に、リースバックを利用した際に発生する可能性があるデメリットを8つ紹介します。

デメリット①:売却価格が相場よりも低くなる

リースバックで物件を売却する際、売却価格は通常の市場価格よりも低くなります。

売却価格はおおよそ市場価格の60~80%程度であることが一般的です。

業者が物件を再販売する際の利益を確保するため、価格を低く設定せざるを得ないからです。

売却価格が低くなる理由

  • リースバック業者は物件を転売できないため、安く買い取る
  • 利益確保のため、売却価格が市場価格より低くなる

これにより、希望していた売却価格よりも安くなってしまう可能性が高いため、リースバックを選ぶ前に価格がどれくらいになるのかを把握することが重要です。

デメリット②:家賃の支払いが毎月発生する

リースバックでは、物件を売却した後、家賃を支払って住み続けることになります。

売却代金は手に入りますが、毎月の家賃支払いが新たな負担となります。

特に、生活費に加えて家賃の負担が重くなることがあるため、事前に家計に与える影響を計算しておくことが大切です

家賃支払いに関する注意点

  • 物件を売却しても毎月の家賃支払いが発生
  • 売却代金の一部が家賃に回されることがある

家賃支払いの負担を軽減するためには、売却代金と家賃のバランスをよく考える必要があります。

デメリット③:家賃が高く設定されることが多い

リースバックでは、売却価格に基づいて家賃が決定されます。

売却価格が高ければ、その分家賃も高く設定されることが多く、家計にとって大きな負担になることがあります。

家賃設定の利回りが高い場合、通常の賃貸相場よりも高い家賃が求められることもあります。

家賃設定の仕組み

売却価格家賃設定の目安(利回り)
低価格(安い)低めの家賃設定(利回りが低い)
高価格(高い)高めの家賃設定(利回りが高い)

家賃が高い場合、将来の生活費に大きな影響を与えることがあるため、家賃額がどれくらいになるのかを事前に確認しておきましょう。

デメリット④:契約更新ができない場合がある

リースバックでは、賃貸契約が「定期借家契約」となる場合が多いです。

定期借家契約は契約期間が終了した後に更新ができないことがあります。

更新できる場合もありますが、契約内容によっては、2~3年後に退去を求められる可能性もあります。

定期借家契約の特徴

  • 更新ができないことが多い
  • 契約期間終了後に退去を求められることがある

住み続ける期間に不安がある方は、更新が可能な「普通借家契約」を選べる業者を選ぶことを検討した方が良いでしょう。

デメリット⑤:家の所有権が移転する

リースバックでは、自宅を売却することになります。

そのため、売却後に物件の所有権はリースバック業者に移ります。

自分が所有していた不動産の権利を手放すことになり、将来その物件を担保にしたり、相続したりすることができなくなります。

これにより、特に不動産を資産として長期的に保有したいという考えがある場合、リースバックの選択肢は適さないかもしれません。

所有権喪失デメリット
  • 自宅の所有権がリースバック業者に移転する
  • 不動産を担保にした融資や相続ができなくなる
  • 将来的にその物件を自分で売却したり、家族に相続させることができない

将来の資産運用を考える上で、所有権が移転するリースバックを選ぶと、選択肢が狭まることになります。

そのため、物件を資産として保ちたいと考えている場合、リースバックは避けるべきかもしれません。

デメリット⑥:買戻し価格が高く設定される

リースバック契約を結ぶと、一定期間後に物件を買い戻すことができるオプションが付いている場合があります。

しかし、その買戻し価格は売却価格よりも高く設定されることがほとんどです。

通常、買戻し時の価格は、売却時の価格に数パーセントの上乗せがされ、さらに追加費用も発生することがあります。

買戻しに関するデメリット
  • 売却時の価格よりも高い買戻し価格が設定される
  • 買戻しには手数料やその他の費用が加算される場合がある
  • 買戻しが必ずしも可能ではない場合もある

そのため、将来的に物件を買い戻すつもりでリースバックを利用した場合、予想以上に高い金額を支払うことになる可能性があるため、事前にその金額設定について十分に理解し、契約時に確認することが重要です。

デメリット⑦:住宅ローンが残っている場合、利用できない可能性がある

リースバックを利用するためには、住宅ローンが完済されている必要があります。

もしローン残高が残っている状態では、リースバック契約を結ぶことができません。

リースバックを希望する場合、まずはローンの完済が求められるため、ローン残高をクリアできるように手当をする必要があります。

住宅ローン残債がある場合の注意点

  • 住宅ローンが残っていると、リースバック契約ができない
  • ローン完済のためにリースバックを利用する必要がある場合がある
  • 完済する方法やタイミングを慎重に計画する必要がある

そのため、住宅ローンの残債がある場合は、リースバックを選択する前にローンを完済できる方法を検討し、場合によっては他の資金調達手段を選ぶことも考慮すべきです。

デメリット⑧:契約後にトラブルが発生する可能性

リースバック契約後に、予期せぬトラブルが発生する可能性もあります。

例えば、契約内容に曖昧な部分があったり、家賃の支払いが難しくなったりする場合です。

特に定期借家契約の場合、契約終了後の更新ができない場合があるため、突然退去を余儀なくされることもあります。

また、リースバック後に修繕費用や設備の故障に関するトラブルが発生することもあります。

トラブルの例とリスク

  • 賃貸契約終了後に退去を求められる
  • 修繕費用や設備の故障に関して予期しない費用が発生
  • 途中で家賃が増額される場合がある

リースバックを選択する際は、契約内容に関する詳細な確認や、トラブル回避策を事前に立てておくことが重要です。

契約後にトラブルが発生した場合、適切に対応できるようにしておくと安心です。

リースバックの良い評判・口コミからわかるメリット3つ

リースバックの利用者から寄せられる良い評判や口コミから、実際にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

リースバックは、住み続けながら自宅を売却し、まとまった資金を得ることができる仕組みです。

以下では、リースバックを利用することで得られる主なメリットを紹介します。

メリット①:まとまった資金を早急に得られる

リースバックの最大のメリットの一つは、資金調達が迅速に行える点です。

通常、不動産を売却する際には時間がかかりますが、リースバックでは不動産業者が直接買い取るため、一般的な不動産売却よりも短期間で資金を手に入れることができます。

例えば、最短で1週間程度で売却代金が手に入ることもあり、急いで資金を用意したいときに非常に有効です。

資金調達のメリット
  • 不動産業者と直接契約し、仲介手数料などを省くことができる
  • 迅速に資金を手に入れることができる
  • 短期間でまとまった資金を確保でき、生活資金やローン返済、老後の備えに使える

また、リースバックでは、売却後に資金の使い道に制限がないため、必要な分だけを自由に使える点も魅力です。

メリット②:引越し不要で現在の家に住み続けられる

リースバックのもう一つの大きな魅力は、売却後も現在の家に住み続けられることです。

通常の不動産売却では、新しい所有者に家を引き渡すために引越しが必要ですが、リースバックでは、売却後も賃貸契約を結んでそのまま家に住み続けることができます。

これにより、引越しの手間や費用、生活環境の変化などを避けることができ、非常に便利です。

引越し不要のメリット
  • 慣れ親しんだ家にそのまま住み続けることができる
  • 引越しの費用や手間を省ける
  • 生活環境が変わらないため、ストレスが少なくて済む

特に高齢者や家族にとって、引越しが大きな負担となることが多いため、リースバックの利用は生活の安定を保つための大きな助けとなります。

メリット③:維持コストや所有リスクがなくなる

リースバックを利用すると、不動産の維持に必要なコストやリスクを減らすことができます。

例えば、固定資産税や都市計画税、管理費などの支払い責任は新しい所有者に移行するため、売却後にこれらの支払い義務から解放されます。

さらに、修繕費や災害による損害も、所有権を手放すことでリスクが減少します。

維持コスト削減のメリット
  • 固定資産税や都市計画税の支払い義務がなくなる
  • 管理費や修繕費なども負担しなくて済む
  • 災害リスクからも解放されるため、安心

これにより、維持費の負担から解放され、特に高額な修繕費や管理費などが心配な方にとって、リースバックは経済的にも大きなメリットを提供します。

リースバックとリバースモーゲージの違いは?

リースバックとリバースモーゲージは、どちらも自宅を活用して資金を調達する方法ですが、その仕組みや利用方法には大きな違いがあります。

以下では、両者の特徴を比較して、どのように異なるのかを解説します。

リースバックとは

リースバックは、所有している自宅を売却し、その後もその家に住み続けることができる仕組みです。

売却した自宅をそのまま賃貸として借りることになり、家賃を支払いながら住み続けることができます。

リースバックの主な目的は、資金調達です。

特徴

  • 売却後も住み続ける:不動産業者に家を売却した後、賃貸契約を結んで引き続き住むことができる。
  • 資金調達の目的:売却代金を得ることで、生活資金や老後の資金、ローン返済などに利用できる。
  • 家賃の支払い:住み続けるために毎月家賃を支払う必要がある。家賃は売却価格によって決まる。
  • 所有権の移転:自宅を売却するため、所有権は新しいオーナーに移る。

リースバックは、引越しの手間や費用をかけずに資金を得られる点が魅力ですが、家賃が発生することや、売却後の所有権の喪失がデメリットとなる場合もあります。

リバースモーゲージとは

リバースモーゲージは、自宅を担保にして融資を受ける方法で、主に高齢者向けの資金調達手段です。

リバースモーゲージの特徴は、家を売却せずに融資を受け、その後も家に住み続けることができる点です。

融資は主に住宅ローンの返済や生活資金に使われます。

特徴

  • 家を売却せず融資を受ける:自宅を担保にして融資を受け、その後も住み続けることができる。融資は売却金額ではなく担保物件の評価額に基づいて行われる。
  • 返済の先送り:借りたお金は通常、契約者が亡くなった後に自宅を売却して返済される。返済が繰り延べられるため、長期間家計に負担がかからない。
  • 住み続ける:自宅を所有し続け、住み続けることができる。返済を家の売却後に行うので、引越しは不要。
  • 所有権は残る:自宅の所有権は残り、契約者が亡くなった後に売却されて返済に充てられる。

リバースモーゲージは、所有権を保持しつつも資金を調達できるため、家を手放さずに住み続けたい人には非常に有利な選択肢です。

ただし、契約時に利用可能な融資額や金利、返済条件を十分に理解する必要があります。

リースバックとリバースモーゲージの比較

特徴リースバックリバースモーゲージ
所有権売却後に移転所有権は維持
住み続ける売却後も賃貸契約で住み続ける融資を受けても住み続ける
資金調達方法自宅を売却して得た売却代金を自由に使用できる自宅を担保に融資を受け、生活資金に使える
返済毎月の家賃支払い返済は契約者が亡くなった後、家を売却して返済する
メリット速やかに資金調達でき、住み慣れた家に住み続けられる所有権を保持しつつ、返済を後回しにできる
デメリット売却価格が相場より低く、家賃が発生する融資額が限定され、家の価値が減少すると融資額が減ることがある

リースバックでよくあるトラブル5つ

リースバックは資金調達の方法として便利ですが、いくつかのトラブルが発生する可能性があります。

リースバックを利用する際には、どのような問題が起こりやすいのかを理解しておくことが重要です。

ここでは、リースバックでよく発生するトラブルとその回避方法を紹介します。

トラブル①:買取価格が大幅に低い

リースバックでの売却価格は、通常の市場売却価格よりも低くなることがあります。

特に不動産業者が物件を再販し利益を得るため、買い取り価格が市場価格の60~80%程度で設定されることが多いです。

対策

  • 複数の業者から査定を取り、比較してみましょう。
  • 高い買取価格を提供している業者を選ぶことが重要です。
  • 売却後に後悔しないためにも、リースバックの選択が最適かどうかを慎重に考える必要があります。

トラブル②:強制退去を求められる

リースバック契約には「定期借家契約」が含まれている場合が多く、この場合、契約期間が終了すると退去しなければならなくなります

自宅に住み続けることを前提に売却を検討している場合、この点が重大なトラブルになることがあります。

対策

  • 契約前に定期借家契約ではなく、更新可能な「普通借家契約」を選択することが重要です。
  • 賃貸契約の更新や延長について、事前に業者としっかり確認しておきましょう。

トラブル③:家賃の引き上げで支払い困難になる

リースバック後に家賃が引き上げられる場合があります。

特に売却金額が高い場合、リースバック業者はそれに見合った高い家賃設定を行い、毎月の家賃支払いが家計に負担となることがあります。

対策

  • 家賃が高くなるリスクを認識し、設定される家賃の額が適切かどうかを確認しましょう。
  • 長期的に住む予定であれば、家賃の設定が柔軟な業者を選ぶことも検討しましょう。

トラブル④:修繕費を負担させられる

リースバック契約後、住宅の修繕費を負担しなければならないケースがあります。

賃貸借契約では、修繕費用が賃借人(リースバック利用者)の負担となる場合が多いため、予期しない出費が発生する可能性があります。

対策

  • 事前に修繕費の負担範囲を業者と明確にしておくことが重要です。
  • 修繕サービスを提供している業者を選ぶと、設備の故障時のコスト負担を軽減することができます。

トラブル⑤:買戻しができない場合がある

リースバックでは、将来的に再購入(買戻し)することができる契約が結ばれることがあります。

しかし、契約条件によっては、買戻しが不可能になる場合があります。

特に、売却後に物件の所有権が他の業者に移った場合、買戻しができなくなる可能性もあるので、注意が必要です。

対策

  • 買戻しを希望する場合、その条件を契約書に明記し、買戻しの可否や価格について明確に確認しておくことが必要です。
  • 買戻し特約や再売買の予約といった選択肢について、専門家と相談することをお勧めします。

リースバックで注意しておくべきこと3つ

リースバックは便利な資金調達方法ですが、契約内容や条件を十分に理解せずに進めてしまうと、後々トラブルになる可能性があります。

利用する際に特に注意すべきポイントを3つ紹介します。

これらをしっかり確認して、安心して利用できるようにしましょう。

注意点①:複数の業者に査定を依頼し比較する

リースバックの最大のデメリットの1つは、買取価格が市場相場よりも低くなることです。

売却価格が決定した後では、家計に大きな影響を与える可能性があるため、複数の業者に査定を依頼して比較することが非常に重要です。

異なる業者が提示する買取価格を比較することで、より高い価格で売却するチャンスが得られます。

ポイント

  • 3社以上に査定を依頼して価格を比較する
  • 業者の信頼性や実績も確認する
  • 査定価格だけでなく、契約内容や手数料なども含めて総合的に判断する

注意点②:家賃設定と売却価格のバランスを考える

リースバック後は、売却代金を受け取ることができても、毎月の家賃の支払いが発生します。

売却価格が高くなると、その分家賃も高く設定されることがあります。

この家賃が負担になると、後々支払いが困難になったり、生活に支障が出る可能性もあるため、売却価格と家賃のバランスをしっかり考慮することが大切です。

ポイント

  • 高額な売却価格が家賃に与える影響を把握する
  • 毎月の家賃負担が今後の家計に負担をかけないか検討する
  • 必要に応じて家賃を低く抑えられる業者を選ぶ

注意点③:契約内容を詳細に確認し書面で残す

リースバックの契約内容は非常に重要です。

特に、契約期間や家賃設定、買戻しの条件などについては、後々のトラブルを避けるために詳細に確認しておく必要があります。

契約内容を口頭だけで決めるのではなく、すべて書面に残し、双方が合意した内容をしっかり確認しておきましょう。

特に、買戻しを希望する場合、その条件も書面に記載することを忘れずに。

ポイント

  • 賃貸契約の更新条件や期間を明確にする
  • 買戻しの条件(価格、期間)を契約書に記載する
  • 他にも契約に関わる重要事項(修繕費や賃貸条件)を確認する

リースバックがおすすめな人・おすすめではない人

リースバックは、一定の条件下では非常に有益な方法ですが、すべての人に最適というわけではありません

自分の状況に合った選択をするために、リースバックの利用をおすすめする人とおすすめしない人の特徴をしっかり把握しておきましょう。

リースバックの利用がおすすめな人の特徴3つ

リースバックを検討する際、以下の特徴に当てはまる人には特におすすめです。

おすすめな人①:老後資金を調達したい人

リースバックは、家を売却することで老後の生活資金を調達できるため、年金だけでは生活が厳しくなる可能性がある人にとって非常に有効です。

資産の現金化が必要で、かつ自宅に住み続けたい人にはピッタリの選択肢です。

  • 自宅を手放したくないが資金が必要
  • 生活資金や医療費などに不安がある
  • 安定した収入源が欲しい

おすすめな人②:住宅ローンの返済に困っている人

住宅ローンの返済が厳しくなった場合、リースバックを利用すれば自宅を売却してローンを完済し、その後も家に住み続けることができます

返済のプレッシャーから解放され、安定した生活を維持することができます。

  • 住宅ローンが残っている
  • ローン返済の負担が大きい
  • 完済して生活を楽にしたい

おすすめな人③:転居したくないが資金が必要な人

転居が困難な状況(高齢、病気、家族の事情など)で、資金調達を急ぐ必要がある場合にもリースバックは有効です。

引越しをせずに自宅を現金化でき、必要な資金を手に入れることができます。

  • 引越しの手間や費用がかけられない
  • 現住所に住み続けたいが資金が必要
  • 転居を避けたい理由がある

リースバックの利用がおすすめではない人の特徴3つ

逆に、リースバックがあまりおすすめできない人もいます。

自分がこれに当てはまるかどうかをしっかり確認しましょう。

おすすめではない人①:長期的に家に住み続ける予定のない人

リースバックでは自宅を売却する代わりに、一定期間(通常2〜3年程度)の賃貸契約を結ぶことになります。

将来的に住み続ける予定がない場合、リースバックを利用する意味が薄くなります。

短期的な住まいとして利用する場合に向いています。

  • 近い将来、家を引き払う予定がある
  • 長期的に同じ場所に住む計画がない

おすすめではない人②:売却価格にこだわる人

リースバックでは、通常の市場価格よりも低い買取価格が提示されます。

売却価格に強くこだわり、高値で売りたいと考える人には向いていません。

この点でリースバックは不動産を高く売りたい人には不向きです。

  • 高額で自宅を売却したい
  • 市場価格と同等の価格での売却を希望する

おすすめではない人③:家賃の支払いに不安がある人

リースバックでは家賃が発生するため、将来の家賃支払いに不安がある場合には注意が必要です。

家賃の支払い負担が大きくなると、後々生活に困窮する可能性もあります。

特に収入が不安定な場合は、慎重に検討することをおすすめします。

  • 将来の家賃支払いに不安がある
  • 現在の収入で家賃を支払い続けることが困難

リースバックは、条件が合えば非常に便利で有益な方法ですが、全員に最適というわけではありません。

自分の状況に合った選択肢を選ぶことが重要です。

リースバックに関するよくある質問8選

リースバックを利用する前に、よくある疑問を解消しておくことはとても大切です。

以下では、リースバックに関して多く寄せられる質問について、分かりやすく解説します。

自分にとって最適かどうかを判断するための参考にしてください。

質問① 結論、リースバックはやめた方がいいの?

リースバックは資金調達の手段として便利な方法である一方、いくつかのデメリットも存在します。

自分のライフプランや経済状況に合った選択をすることが大切です。

リースバックを利用する際には、以下の点を考慮しましょう。

利用すべき場合利用しないべき場合
資金が急募の場合長期的に家に住み続ける意図がない
住宅ローンの返済や老後資金に困っている高額な家賃を支払い続けるのが不安
引越しを避けたい場合不安定な収入があり、家賃の支払いが困難
自宅を売却しても住み続けられる場合長期的な支出に対する計画がない

リースバックを利用する前に、自分の目的や生活状況を十分に考慮し、後悔しない選択をすることが大切です。

質問② リースバックは後悔する?

リースバックを利用した後に後悔する場合もありますが、その多くは契約内容を十分に理解していなかったり、予想外の家賃負担に悩んだりするケースです。

後悔を避けるためには、次の点を確認しておきましょう。

  • 家賃の負担が予想より大きかった:リースバックの家賃は、売却価格によって決まるため、家賃の支払いが高くなる場合があります。
  • 契約内容をよく確認しなかった:契約後に不安が生じることを防ぐために、契約内容や家賃の詳細を事前に確認することが重要です。
  • 将来の選択肢に制限を感じる:リースバック後、家を再購入できるオプションがある場合でも、条件が高額になることがあります。

質問③ リースバックはやばい?

リースバックは、適切に利用すれば資金調達の有効な手段ですが、「やばい」と言われることもあります。

それは、リースバックに対する誤解や不安があるためです。

リースバックが「やばい」と感じられる要因は以下の通りです。

  • 売却価格が低い:リースバックで得られる売却金額は市場価格よりも低いため、売却後の金銭的な損失を感じることがあります。
  • 家賃負担が重くなる:売却後の家賃が、最初に考えていたよりも高額で、生活費が圧迫される場合があります。
  • 長期的に住み続けられない場合がある:リースバックは定期借家契約の場合、数年後に退去を求められることがあり、将来的な住まいの不安が生じます。

質問④ リースバックで騙されたという声はある?

リースバックに関する詐欺や不正な取引も報告されていますが、すべての業者がそうではありません。

騙されるリスクを避けるためには、信頼できる業者を選ぶことが最も重要です。

騙されないためには、次の点に注意してください。

  • 不審な業者に注意する:契約内容が曖昧だったり、急かされて不利な条件を押しつけられた場合、警戒する必要があります。
  • 書面で契約内容を確認する:契約書に記載された内容をしっかりと確認し、不明点は必ず解消してからサインをすることが重要です。
  • 複数の業者に査定を依頼する:信頼できる業者を選ぶために、複数の業者から査定を受け、比較することが効果的です。

質問⑤ リースバックの家賃が払えないとどうなるの?

リースバック契約において家賃の支払いができなくなると、賃貸契約と同様に退去を求められる可能性があります

家賃が支払えない状況が続くと、契約解除や強制退去のリスクが高まります。

具体的には以下のような対応が考えられます。

  • 滞納期間が続くと、退去を求められることがある
    通常、家賃が滞納されると、リースバック業者から通知が届き、支払いを促されます。それでも支払われない場合、退去命令が出される可能性があります。
  • 信用情報への影響
    支払いが遅れると、信用情報に記録が残り、今後の借り入れや契約に影響を与える可能性があります。
  • 家賃滞納を防ぐためには事前に家賃額を確認することが重要
    事前にリースバックの家賃が自分の家計に見合った金額かどうかをしっかりと確認することが大切です。

質問⑥ リースバックの家賃設定はどうなっている?

リースバックにおける家賃は、物件の売却価格や利回りによって決まることが一般的です。

家賃設定には以下の要素が影響します。

  • 売却価格
    売却価格が高ければ高いほど、家賃も高くなる傾向にあります。リースバックの家賃は売却価格に基づいて算出され、通常は年間利回りで設定されます。
  • 利回り
    リースバック業者は売却価格に対して一定の利回り(年間収益率)を求めます。この利回りが高ければ、それに伴い家賃が高く設定されます。
  • 一般的な計算式
    例えば、売却価格が2000万円で利回りが5%の場合、家賃はおおよそ年間100万円、月々約8.3万円となります。

質問⑦ リースバックの家賃は高いって本当?

リースバックの家賃が高いというのは、一般的に多くのケースで当てはまることです。

家賃は売却価格や利回りによって決定され、場合によっては相場より高くなることもあります。

以下の理由が主な原因です。

  • 利回りに基づいて設定されるため
    リースバック業者は投資として物件を購入するため、利回りを確保する必要があります。そのため、売却価格に対する家賃が高く設定されることが一般的です。
  • 住宅ローンがない分、利回りを確保するため
    住宅ローンの支払いがない分、リースバック業者は安定した収益を確保しようとします。これが家賃の高さに影響します。
  • 物件によって差がある
    物件の立地や状態によっても家賃は異なります。都心部や人気エリアの物件の場合、家賃が高くなることが多いです。

質問⑧ リースバックの口コミは実際どう?

リースバックの口コミには、賛否両論が存在します。

実際に利用した人たちの声を集めてみると、次のような特徴が見受けられます。

良い口コミ

  • 資金調達が早くできた

急にまとまったお金が必要で、リースバックを利用したら、すぐに現金化できて助かった。

  • 住み続けられる点が便利

家を売ることなく、今の家に住み続けられるので、引越しの手間や費用が省けてよかった。

  • 老後資金の確保に役立った

老後のために資金を調達したかったので、リースバックは最適だった。

悪い口コミ

  • 家賃が予想より高かった

売却したお金をそのまま家賃に充てていたが、家賃が思ったよりも高くなり、支払いが厳しく感じる。

  • 買取価格が相場より安かった

売却価格が相場よりかなり低く、少し損した気分になった。

契約内容の不透明さがあった

契約内容が複雑で、説明が不十分だった点が気になった。

リースバックの評判を知ることで、メリットとデメリットをしっかり理解し、契約前に十分に検討することが重要です。

まとめ:リースバックは慎重に利用を検討しよう

記事のまとめ
  • リースバックは急な資金調達と引越しの手間を避ける有効な手段。
  • 売却価格の低さや高い家賃設定など、デメリットも多い。
  • 複数の業者を比較し、契約内容を慎重に確認することが重要。

リースバックは、住み慣れた家に住み続けながら、資金調達をするための有効な手段ですが、契約内容や条件には十分な注意が必要です。 

まず、リースバックを利用することで得られる最大のメリットは、急な資金調達が可能で、引越しの手間や費用を避けることができる点です。

特に、老後の資金や住宅ローンの返済に困っている場合には、非常に有用な手段となります。

一方で、デメリットも少なくなく、売却価格が市場価格よりも低くなる、家賃が高く設定される可能性がある、契約更新に制限がある場合があるなど、慎重な判断が求められます。

契約後に後悔しないためにも、信頼できる業者を選び、契約内容を文書でしっかりと確認することが重要です。

 自分のライフプランに最も合った方法を選ぶためにも、リースバックのメリットとデメリットをしっかりと理解し、慎重に検討することをおすすめします。

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